お気に入りの雑貨を探すようにようにアートを買ってもいいという話【アートと暮らす日々 書評】


アートと暮らす日々 (正しく暮らすシリーズ)

この本はアート収集初心者向けに書かれた、アートの選び方、買い方、飾り方をトータルでわかりやすく解説した本です。

基本的にこの本はアートを自宅に飾ることを前提に書かれていて、お気に入りのアートを部屋に飾ることで如何に生活が豊かになるかについて書かれています。

最近は現代アートが投資の対象になってしまっていますから部屋に飾るなんてもってのほかという人もいますが、本来は気に入ったアートを自宅に飾るために買うという方が健全ですね。

現代アートは値上がりするときは物凄い値上がりの仕方をしますから大事に保管しておくというのもわからないではないですが、そうした下心は抜きに純粋に好きなアートを自宅に飾ると生活が豊かになりますからね。

さて、そんなアート作品の気になる買い方なんですが、基本的には二通りあります。ひとつはアートフェアで購入する方法。もうひとつはギャラリーで購入する方法です。

アートフェアというのは大きな会場にアート作品が一堂に会して展示販売するイベントで、主要な大都市で年一回くらい開催されています。アートフェアは沢山人が来るのでわりと初心者でも参加しやすく買いやすいですね。

それに対してギャラリーで買う方法はやや初心者にはハードルが高いかもしれません。ギャラリーに一人で入ってアートを探すのは勇気がいりますし気後れしますからね。

ただ、ギャラリーに入るとアート作品を売りつけられるかというと勿論そんなことはなくて基本的にはほっておかれます。声をかけられることは基本的になくて自由にアート作品を物色して、家に帰ってから気になった作品をメールで問い合わせるのが一般的です。

作品の値段が知りたいときはプライスリストが欲しいといえば展示作品の値段が書かれたリストがもらえますから、そういった面でも安心して欲しいアートを探せますね。

新人作家の作品だと値段もそんなに高くなくてせいぜい数万円といったところですから、自宅に飾るためのアートをギャラリーに探しに行くのも楽しいかもしれませんよ。

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