扉絵が極上のファッションイラストになっていて今見てもかっこいい【TO-Y 漫画評】

子供の頃好きだった漫画の紹介です。

上條淳士のTO-Yです。たしか少年サンデーで連載されていた漫画です。


TO-Y(1) (少年サンデーコミックス)


ストーリー的にはパンクバンドのボーカルであるトーイがアイドルにスカウトされ、パンクバンドを脱退して人気絶頂のアイドルになるものの、徐々に芸能界に窮屈さを感じ始め世の中に反抗してゆくというストーリーになっていて、少年誌に連載されていた漫画としては他の漫画と比べてちょっと異質な内容になっていました。

それでこの漫画のいったいどこが好きだったかというと、なんといってもその絵のカッコよさですね。漫画本編の絵ももちろんかっこいいんですが、中でも特にかっこいいのが扉絵で、とにかくこれがめちゃめちゃかっこいいわけです。毎週、扉絵が極上のファッションイラストになっていて、この扉絵のかっこよさにいつも憧れたものです。

特に人物のポージングや顔などへの陰の落とし方といった、絵をスタイリッシュにかっこよく処理して描く方法が目白押しで、この漫画を今見てもけして古い感じを受けないほどです。

若い人達はもうこの漫画の存在をほとんど知らないと思いますけど、この漫画は間違いなく漫画の歴史に革新をもたらした作品の一つだと思います。それまでの少年誌の漫画の画風とは一線を画すスタイリッシュな画風に憧れて追随した人が沢山いましたからね。

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