熊田千佳慕 クマチカ先生の図鑑画集
誰でも必ず一度は見たことがある熊田千佳慕の図鑑画集 です。一番有名なのはファーブル昆虫記の挿絵で、それ以外では動物図鑑や植物図鑑の絵などを描いていた画家です。
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こうやって絵を見てみると誰でも絶対「子供の頃、見たことある!」と思ったはずです。
こうした絵もリアルイラストレーションの一種ですが、おそらく図鑑画の場合はあまり陰影をつけて描くことが出来ないではないかと思います。陰影をつけて描いてしまうと生物の細部の文様などの特徴が分かりづらくなってしまうので、なるだけ陰影をつけずに立体的にリアルに描く必要があるというわけですね。
これは考えてみるとかなり技術的に難しいことです。見てもらうとわかるように絵にはほとんど陰影というものが描かれていないんですよ。それにもかかわらずこれだけ立体感のある絵になってるわけですね。
普通、絵を立体的にリアルに描くなら陰影を極端につけた方がより写実的に見えます。それに陰影をつけた方がはるかに簡単ですし描く手間もかかりません。
それに対して、こうした図鑑画ははるかに時間と労力がかかっています。陰影をあまりつけずにリアルに描くとなると、その分描きこみの密度を上げないと立体的には見えませんから、どうしても物凄い労力がかかてしまうというわけですね。
こうした絵はアートというよりはどちらかというと職人的な絵だと言えますね。これはテンションを上げて一気に描きあげるとかそういったことが出来ない種類の絵です。恐ろしく根気がいる仕事だといえますね。
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