遠近法(パース)の描き方を完璧に理解する方法を紹介したい

絵の上達に遠近法(パース)の習得は欠かせない

絵の描き方を学んでいる人にとって一番難しいことは何かというと、やはりそれは遠近法の描き方の習得だと思います。

背景を描くというのはやはり難しく、あまり面白くなかったりもするので勉強したがらない人も多いのですが、やはり絵は背景が描けなければ話にならないわけで、その上ではやはり遠近法の習得がどうしても必要になるわけですね。

しかしながら、絵を描く人でも遠近法の描き方を正しく理解している人は正直あまりいません。私なんかもそうでして、空気遠近法と一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法の基礎をかろうじて知っているだけだったりします。

なぜそういったことになってしまうのかというと、遠近法の描き方をキチンと解説した教材というのが世の中にあまりないからでして、自分で勉強するにしても正確な知識を得るのが難しいわけですね。

さて、そうした教材が不足するなかで遠近法の基礎知識を補足するうえで何かいい本はないかといろいろ探してみたところ、とてもいい教材を見つけたのでご紹介しましょう。

遠近法(パース)の取得に最適な教材はこれ!


パース!

それはデヴィッド・チェルシーという人の【パース!マンガでわかる遠近法】という本で、なんとマンガ本です。この本が実にいい本でして、漫画形式で遠近法の詳しい基礎知識が事細かに解説されています。

例えば、一番驚いたのは円を遠近法で描く場合の正しい描き方の解説です。円を遠近法で描く場合、円は楕円になり水平線に近いほど細い楕円になるわけですが、その際一般的な知識だと楕円の長軸線(楕円の一番長い直径部分)は必ず水平になると教えられているわけですが、これがこの本では間違いだと指摘されています。

正しくは水平になるのは視点の真下(もしくは真上)だけで、視点から左右に離れるほど長軸線は傾けて描くのが正しいのだそうです。

このマンガ本ではこんな感じで遠近法の正しい知識が漫画形式でわかりやすく解説されていて、遠近法の正しい知識を勉強する上でとてもいい本です。他の解説本もいろいろとあたってみましたが、この本以上に遠近法の正しい知識を網羅している本はありませんでした。

ちなみにこの本には第2巻もあって、第2巻では更に突っ込んだ遠近法の知識が解説されていますよ。これから遠近法を本格的に勉強しようという人は是非読んでみてください。

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