もはや人形劇といっても過言ではないファンタジー映画の名作【ラビリンス 魔王の迷宮 映画評】

昔のファンタジー映画の中から名作?を一つ紹介しましょう。【ラビリンス 魔王の迷宮】です。


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ストーリーとしてはデビッドボウイ演じる魔王がジェニファコネリー(役名忘れた)の弟の赤ん坊を連れ去り、ジェニファコネリー(役名忘れた)が魔王の住む迷宮へと助けに向かうという王道のストーリーです。

魔王の住む迷宮には様々なトラップが仕掛けられていて、そのトラップをかいくぐりながら進んでいくところも王道のファンタジーでとても面白いのですが、それよりも目を引くのが物語の随所に登場するゴブリン達です。

この魔王というのがゴブリン達の王でして、配下のゴブリン達がめっちゃくちゃ沢山出てくるわけなんですね。この映画の本当の主役は実はデビッドボウイやジェニファコネリーなどではなくゴブリン達だといってもいいくらいに映画の中で躍動しています。

この映画は結構昔の映画なので、ゴブリン達は当然CGなどではなく全部パペットです。パペットというのはつまり映画撮影用に作られた操り人形のことでして、つまりこの映画の半分ぐらい人形劇なんですね。

このゴブリン達は普通に見た目もろ人形なんですけど、それでもまあ動きまわるゴブリン達がとてもかわいいので特に違和感とかはないんですよ。

今の時代だとそもそもパペットがあまり使われなくなっていますし、パペットなんて「リアリティがない」と切り捨てられるところですけど、パペットにはパペットの良さがあるなぁと今でも思います。

パペットだとCGのような繊細な映像表現は残念ながらできないわけですが、パペットにはパペット特有の存在感のようなものがあって、そこに独特の生命感のようなものが生じるんですね。この生命感はCGにはなかなか出せないものだと思いますし、昔のファンタジー映画特有の魅力と言っていいと思います。

CG全盛の今となっては、もう今後パペットをこんな風に使った映画は二度と作られないでしょうから、昔はこういったパペットが躍動する大胆な映画を見ることが出来て良い時代だったなぁと思いますね。

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