マット画と模型で作られた象牙の塔が美しい【ネバーエンディング・ストーリー 映画評】

ネバーエンディング・ストーリーはもう随分昔のファンタジー映画なんですけど、とにかく映像がとても綺麗でいい映画です。


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中でも象牙の塔というお姫様が住んでる塔があるんですけど、この象牙の塔の映像の美しさが圧巻です。この映画が作られた時代はまだCGがほとんど使えない時代でして、象牙の塔の映像はマット画と模型を使って作られていて、象牙の塔が輝いている光の処理だけCGで作られていると思われますが、この映像が圧巻の美しさなわけです。

映画の冒頭で流れる象牙の塔が夕焼けの中で輝いている遠景映像は神々しく、音楽と相まってとても神秘的な雰囲気です。これだけの映像がマット画と模型を使って作られているというのはちょっと驚きですね。

これ以外にも登場するキャラクターは全てパペットを使って撮影されていて、どのキャラクターも生き生きと躍動しています。

特に劇中に登場する巨大な龍ファルコンは大小4体もの模型が用意され、実物大のものもあったそうです。実物大ファルコンの頭部は30通りの動きが出来るように設計されていたそうで、ファルコンが見せる表情はとても愛らしく本当に生きているとしか思えないほどです。

こうした映像は今の時代だと当然CGで作られるわけですけど、やっぱりマット画や模型にはCGにはない良さがあるなあと再確認しました。勿論CGの方がリアルだといってしまえば確かにその通りなんですが、やはりマット画と模型を駆使して作られた映像にはどことなく何とも言えない情緒がありますよね。

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